帯状疱疹が再発したときの主な症状と経過
水痘(水ぼうそう)を引き起こす水痘帯状疱疹ウイルスは、感染後に神経節に潜伏し、免疫が低下したときに帯状疱疹として再活性化します。再発時には特有の症状が段階的に現れます。
1. 再発の経過(Stages)
帯状疱疹は主に成人で起こり、体の片側に限局して症状が出ます。典型的な経過は以下の通りです。
- 前駆症状(Prodrome):電撃様の鋭い痛みや刺すような痛みが最初に現れます。
- 活性期(Active Shingles):痛みとともに水疱を伴う発疹が出現します。
- 後遺症期(Postherpetic Neuralgia):発疹が治まった後も痛みが続くことがあります。
- 水疱なし帯状疱疹(Zoster sine herpete):痛みのみで発疹が見られないケースがあります。
2. 前駆症状(Prodrome)
発疹が出る前に、患部に鋭くて刺すような痛みが数日間続きます。痛みは電気ショックのようで、時にかゆみや紅斑、筋肉痛を伴うことがあります。痛みは通常5日以内に発疹へ移行しますが、稀に数か月続くこともあります。
3. 活性期(Active Shingles)
痛みの後、胸部・顔面・背部などに水疱が形成されます。顔面に発疹が出ると眼に波及し、視力障害を起こすことがあります。水疱は数日でかさぶたになり、最終的に治癒しますが、痛みは引き続き続くことがあります。
4. 帯状疱疹後神経痛(Postherpetic Neuralgia)
発疹が治まった後も、患部に持続的な疼痛が残ることがあります。帯状疱疹患者の約10〜20%が経験し、数か月にわたって痛みが続くことがあります。
5. 水疱なし帯状疱疹(Zoster sine herpete)
発疹が現れないまま疼痛だけが出る再発形態です。高齢者に多く、嘔吐、頭痛、発熱、寒気を伴うことがあります。また、顔面神経麻痺(ベル麻痺)が起こり、顔面の一側が麻痺することもあります。
