歯科用石膏と石膏の違いとは?
歯科用石膏と歯科用石(石膏)は、歯科診療で広く使われる材料ですが、組成や硬化時間、強度、主な用途が異なります。
歯科用石膏(プラスター)
歯科用石膏は硫酸カルシウム半水和物(石膏)でできた白色粉末です。水と混ぜるとペースト状になり、2〜5分で硬化します。硬化が速く、強度は低いため、以下のような簡単な処置に適しています。
- 歯の印象採取(インプレッション)
- 口腔全体の簡易キャスト作成
歯科用石(ストーン)
歯科用石は硫酸カルシウム二水和物(石膏)で構成される白色粉末です。水と混ぜてペーストにし、5〜10分で硬化します。石膏に比べて強度が高く、耐摩耗性にも優れています。そのため、より精密で耐久性が求められる以下のような処置に使用されます。
- クラウンやブリッジの模型作成
- インレー・オンレーの模型
- 義歯(デンチャー)の模型
主な違いの比較表
| 項目 | 歯科用石膏(プラスター) | 歯科用石(ストーン) |
|---|---|---|
| 組成 | 硫酸カルシウム半水和物 | 硫酸カルシウム二水和物 |
| 硬化時間 | 2〜5分 | 5〜10分 |
| 強度 | 低い | 高い |
| 主な用途 | 印象採取・簡易キャスト | 模型作成・クラウン・ブリッジ・インレー・オンレー・義歯 |
歯科医師は、処置の目的や求められる精度・強度に応じて、歯科用石膏と歯科用石を使い分けます。
