ベニアで回転した歯を修正できるか?

回転した歯の位置

ベニアは主に笑ったときに見える前歯に適用されます。回転した歯が奥歯や下顎の奥側にある場合、ベニアだけでは見た目に大きな変化をもたらしません。前面だけを覆うマスクのような役割のため、側面や開口時に見える角度を修正することは難しいです。

すべての代替案を検討する

歯がわずかに回転している程度であれば、ベニアは表面と形状を整える手軽な方法です。しかし、35〜40度以上の大きな回転がある場合は、ベニアの加工が複雑になり、エナメルを過度に削る必要があります。その結果、神経に近づきすぎて感覚過敏や感染リスクが高まります。こうしたケースでは、歯全体を覆うクラウンの方が安全で、漏れや虫歯から保護できます。

根管治療の可能性

ベニアを選択した場合でも、歯の形を整える際に神経に近い部分まで削る必要があると診断されたら、根管治療が勧められることがあります。根管治療により神経を除去し、内部を清掃・封鎖することで、感覚過敏や感染を防ぎます。なお、ベニアは強力に接着されますが、クラウンほどの耐久性はありません。根管治療なしでベニアが割れた場合、神経が露出して激しい痛みが生じ、緊急の治療が必要になります。

費用と持続性

ベニアは美容目的のため保険適用外となることが多く、1本あたり約5万円〜13万円(2024年時点)と高額です。特殊な接着剤とレーザーで永久的に固定されるため、簡単に取り外すことはできず、取り外しには歯科医の手術が必要です。一般的にベニアの寿命は5〜10年で、経年劣化や破損が起きた場合は再度作製・装着が必要です。

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