義歯(偽の歯)の作り方
偽の歯(義歯)を作る際に最も一般的に使用される材料はアクリルと磁器です。アクリル義歯の主成分はPMMA(ポリメチルメタクリレート)樹脂で、メチルメタクリレート分子が多数結合してできています。PMMAは耐衝撃性に優れたプラスチックです。二本のポリマー鎖は架橋剤で結合され、これが橋渡しの役割を果たします。強度が高く変形しにくいのが特徴です。アクリル製の義歯は磁器製に比べて割れにくく、耐久性が高いです。
必要なもの
- アルギン酸(Alginate)
- 石膏(Plaster of Paris)
- アーティキュレーター(Articulator)
- 金属容器(Metal container)
作成手順
患者の上下顎の正確な印象を取ります。歯科医はアルギン酸を患者の口に入れて印象を取ります。
口内の余分な唾液を排出させます。口の中に材料があると唾液が多くなるためです。
5分後にアルギン酸を口から取り除きます。
印象に石膏を流し込み、石膏模型を作ります。
模型に生じた欠陥は、メスや石膏リーマーで整えます。
模型を用いて人工石(石膏)でレプリカを作ります。
義歯は直接模型から作ることもできますが、上下顎の咬合関係を正しく合わせる必要があるため、通常は行いません。
模型をアーティキュレーターに装着し、咀嚼動作をシミュレートしながら仮ベースプレートを作ります。その後、正しい位置に配置し、ワックスで固定します。
仮義歯を患者に装着して試します。適合すれば、義歯の色を実際の歯に合わせて調整します。
金属容器に模型を入れ、正しい位置に保持したまま義歯を作ります。
容器に義歯用樹脂を流し込み固化させます。ワックスを除去すれば完成です。
