歯冠(クラウン)治療の流れ

歯冠(クラウン)は、虫歯や老化で損傷した歯を保護するため、歯科医が被せる人工の被せ物です。色が変わったり形が歪んだ歯を審美的に改善する目的でも使用されます。金属、レジン、セラミック、または金属と陶材のハイブリッドなど、素材は様々です。状況に応じて、永久的に装着するものと一時的に使用するものがあります。

1. クラウン装着前の検査

通常、クラウン治療は2回の来院で行われます。初回ではレントゲン撮影で根の状態を確認し、必要に応じて根管治療を行います。その後、歯をクラウン用に削り形を整えます。

2. 歯の形成

局所麻酔で歯茎と対象歯を麻酔し、側面と咬合面を削ってクラウンがはまる基礎を作ります。素材によって削る量は異なります。削り終えたら、印象材を歯に流し込み、正確な型を取ります。型取り後は、仮のクラウンを装着し、永久クラウンが完成するまで歯を保護します。

3. クラウンの作製

取った印象は歯科技工所へ送られ、専門の技工士が型に合わせてクラウンを作ります。色や形状などの指示も反映され、完成までに約2〜3週間かかります。

4. クラウンの装着

完成したクラウンが届いたら、仮のクラウンを取り外し、永久クラウンを接着します。装着後のケア方法や避けるべき食べ物(粘着性や硬いもの)について歯科医が説明します。適切にケアすれば、クラウンは5〜15年持続します。

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