義歯と部分義歯の正しいお手入れ方法
65歳以上の成人の約25%が全歯の喪失を経験し、多くの人が部分的に歯を失っています。義歯や部分義歯は、抜けた歯を補う取り外し可能な補綴物です。正しいお手入れをしないと、歯肉のトラブルや口臭、義歯の変色、修理費用がかさむ原因になります。
義歯の変化に気付く
口の中は年齢とともに変化します。以前はぴったり合っていた義歯でも、時間が経つと緩むことがあります。新しい義歯の慣れ期間は自然ですが、緩みや痛み、特定の部位が擦れると感じたら、歯科医師に調整や再装着を相談しましょう。合わない義歯は口内炎や感染の原因になります。
損傷のチェック
義歯は落下や硬い食べ物で割れたり欠けたりすることがあります。損傷が見つかったら、自己修理は避け、必ず歯科医に持参して修理してもらいましょう。自分で直すとさらに損傷が広がり、修理費が高くなることがあります。
正しい噛み方
左右の口腔で均等に噛むよう心がけましょう。これにより義歯の位置が安定し、顎や歯肉への負担が減ります。義歯の前歯は噛むために設計されていないため、食べ物は奥の歯に移してすり潰すように噛んでください。タフィーやキャラメルなどの硬くて粘りのある食べ物は、義歯にくっつきやすく避けた方が安全です。
休息時間
夜間は義歯を外して歯肉を休ませましょう。新しい義歯の慣れ期間中は、歯科医の指示で長時間装着することがありますが、慣れたら毎晩外すことで歯肉の萎縮を防ぎ、健康を保ちます。
清掃
義歯と部分義歯は毎日1〜2回、専用の歯ブラシと洗浄剤で洗います。浸漬タイプの洗浄剤は汚れや変色を抑える効果がありますが、食べかすの除去はブラッシングが必須です。熱湯や熱い水で洗うと変形する恐れがあるので、常温の水を使用してください。
保管方法
装着していないときは水に浸して保管します。乾燥すると形が変わってしまいます。専用の保存容器に入れ、蓋が付いているものを選ぶと汚れやこぼれから守れます。金属のクラスプが付いた部分義歯は、金属が変色する可能性があるため、保存前に歯科医に相談してください。
