顎変形症(アンダーバイト)手術について

手術について

顎変形症(アンダーバイト)の成人患者は、顎のサイズや歯列が合わないため、痛みや咀嚼障害が生じます。多くの場合、手術が唯一の根本的な治療法です。手術前に数か月から1年程度、矯正装置で歯をできるだけ整列させます。その後、口腔内から切開し、下顎骨を角度をつけて前方に移動させ、チタン製のスクリューとプレートで固定します。切開は歯の裏側の歯茎から行い、傷口は溶ける縫合糸で閉じます。

手術後

手術は痛みを伴い、数日間は鎮痛剤が必要です。術後すぐは下顎が通常の2倍ほど腫れ、あざが出ることが多いです。数日間は安静と液体食が推奨され、場合によっては顎をワイヤーで固定することがあります。開口が制限されるため、顎の筋肉は萎縮し、再訓練が必要です。体重が減少し、空腹感が強くなることもあります。

回復プロセス

治癒期間中は小さなエラスティックで最終的な噛み合わせ調整を行います。また、理学療法やリハビリで顎の機能回復を促します。低電流を用いた神経刺激で下顎の神経再生を促すこともあり、痛みはほとんどありませんが、顎を正常に開閉させる練習は痛みを伴うことがあります。神経回復には数年かかることがあり、完全に戻らない機能もありますが、顎の基本的な動きには支障がありません。

食事再開

食事は徐々に学習しながら行います。顎はまだ柔らかく弱いため、咀嚼には時間がかかります。目安として、開いた口に指3本分の縦幅が入るようになったら、ほぼリハビリ完了です。時間と根気をもって練習すれば、通常通りの食事が可能になります。

体験談

私自身も7年前に同様の下顎骨切り術を受けました。手術は不安でしたが、放置すれば生涯にわたる咀嚼・発音の問題が続く可能性があります。手術によって日常生活が改善され、自己肯定感も大きく向上しました。痛みや不快感は一時的ですが、長期的なメリットはそれ以上です。

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