根管治療の合併症と対処法
根管治療の概要
根管治療(エンドドンティック治療)は、歯の内部にある神経や血管などの組織をすべて除去し、根管内を清掃・形成・消毒する一連の処置です。細いファイルや専用の洗浄液を用いて、感染を取り除きます。
治療後に起こり得る合併症と対処法
- 1. 痛みや腫れの急性増悪
治療後5%未満のケースで、最初の3日間に痛みや軽度の腫れが出ることがあります。これは歯内の細菌が産生する毒素が原因です。
- 2. 中等度から強い痛み
感染が広範囲だった場合、数日間にわたって中等度から強い痛みが続くことがあります。これは自然治癒過程の一部で、時間とともに徐々に軽減します。
- 3. 噛むと違和感や高く感じる
歯が他の歯より高く感じる場合、歯槽が腫れている可能性があります。咬合調整が必要になることがあるので、歯科医に連絡し診察を受けましょう。
- 4. 歯のひび割れの疑い
染料テストや顕微鏡検査でひび割れが確認された場合、早急にクラウンを装着する必要があります。クラウンが入るまでその歯での咀嚼は避けてください。
- 5. 治癒不全・再治療の必要性
稀に治癒が進まないケースがあります。この場合、再度根管治療を行うか、骨まで感染が広がっている場合は外科的に除去することがあります。
