歯の発育は3つの主要段階に分かれる:開始・増殖・成熟

1. 開始(Initiation)

歯の発育は歯胚の形成から始まります。歯胚は顎骨内に位置し、膜に囲まれた細胞集団で、将来の歯になる細胞が集まっています。歯胚は外胚葉・中胚葉・内胚葉の3層から構成されます。

  • 外胚葉(ectoderm):最外層で、エナメル質(歯を覆い保護する硬い組織)を形成します。
  • 中胚葉(mesoderm):中間層で、エナメルの下にある象牙質(硬組織)を形成します。
  • 内胚葉(endoderm):最内層で、歯髄(神経と血管が走る軟組織)を形成します。

歯胚は妊娠約6週目に出現します。

2. 増殖(Proliferation)

歯胚が形成された後、細胞は急速に分裂し、歯の形が整い始めます。この段階でエナメル質、象牙質、歯髄といった各組織が分化し、歯根の雛形も形成されます。

増殖期は妊娠約6週から6か月まで続きます。

3. 成熟(Maturation)

成熟期では細胞分裂が止まり、組織が成熟します。エナメル質は硬化し、象牙質は厚くて強くなります。歯根は引き続き伸長し、最終的に歯は歯茎から萌出します。

この段階は出生後約6か月から2歳まで続きます。

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