キトサンとオリスタットの比較
ダイエットピルは、代謝を上げたり食欲を抑えたり、食物繊維を増やしたり、水分排出を促したりと、さまざまな方法で体重減少をサポートします。近年注目されているのは、食事中のカロリーが体内に吸収されるのを防ぐ「脂肪吸収阻害剤」です。キトサンやオリスタットは、食べた脂肪が体に取り込まれないように働き、理論上は脂肪を好きなだけ摂っても体重が増えにくくなるとされています。
脂肪はどのように体内に吸収されるか
食事中の脂肪は小腸でリパーゼという酵素により分解され、腸壁にある無数の小さな毛状突起(絨毛)を通って血流に取り込まれます。キトサンやオリスタットはこの吸収過程を妨げ、脂肪を未消化のまま体外へ排出させます。
キトサンの作用機序
キトサンは甲殻類の殻に含まれるキチンから作られます。キチンは吸着性が高く、水処理などに利用されますが、同様に脂肪分子を吸着し、小腸での分解を阻害するとされています。
オリスタットの作用機序
オリスタットはリパスタンという化合物から開発され、脂肪分解酵素リパーゼの働きを阻害します。リパーゼが働かないため、脂肪は分解されずそのまま体外へ排出されます。
入手方法と有効性
キトサンは市販のサプリメントとして、あるいは他のサプリに配合された形で購入できます。一方、オリスタットは一般用医薬品「アリ」(Alli)として、また処方薬「ゼニカル」(Xenical)として入手可能です。
キトサンの効果は報告がまちまちで、減量に大きく寄与すると主張する声と、ほとんど効果がないとする研究結果が混在しています。オリスタットは臨床試験で一定の減量効果が示されていますが、個人差があります。
副作用
キトサンは比較的副作用が少ないとされていますが、甲殻類アレルギーがある人は蕁麻疹やかゆみ、頭痛などが起こることがあります。
オリスタットの主な副作用は、脂肪が未消化のまま排泄されるために起こる軟便・油性便、排便の緊急感、膨満感、場合によっては失禁です。
