新生児の体重減少と対策
期待される体重減少
- 母親が分娩時に点滴を受けた場合、胎児は出生直後に余分な体液を含むため体重が一時的に増えることがあります。通常、人工乳で育てる赤ん坊は出生後1週間で体重の5%程度減少し、母乳の場合は約7%減少します。 Lactationconsultant.info.comのMarie Davis看護師(IBCLC)によれば、1週間で最大10%までの減少は許容範囲です。
考慮すべき点
- 出生直後、多くの新生児は保温箱(インキュベーター)に入れられますが、温度が高すぎると体液が失われやすくなります。保温箱の温度は摂氏約27度(華氏80度)以下に保つことが推奨されます。また、出生直後にミルクや水を与えると体重減少が起こりやすいです。授乳が遅れた赤ん坊は、すぐにミルクを与えた赤ん坊に比べて体重減少が少ない傾向があります。
経過と体重回復
- 新生児は生後1か月間で平均141g(約5オンス)以上の体重増加が期待されます(Levin Children’s Hospital)。特に生後7〜10日目と、3〜6週目に急激な成長スパートが見られます。
母乳育児の場合
- 母乳で育てている赤ん坊が生後3日以内に体重の7%を失ったとしても、授乳が順調で排便も正常であれば過度に心配する必要はありません。2日後に再度体重を測り、減少が止まっているか確認します。
警告サイン
- 「高ナトリウム血症性脱水」は、母乳育児に起因する栄養不足の一形態です(CMAJ)。早期退院により母親が適切な授乳方法を習得できず、赤ん坊が十分な母乳を取れないケースがあります。母乳だけで十分な栄養が確保できていないと、赤ん坊の成長が停滞する恐れがあります。
結果とリスク
- 高ナトリウム血症性脱水は血管や神経系の永続的な障害、けいれん、最悪の場合は死亡に至ります。新生児は2〜4時間ごとに授乳し、最低でも30mlのミルクを取る必要があります。出生後10日目までに出生体重を回復できない、排便がなく尿に結晶が見られるなどの症状がある場合は、即座に小児科医に連絡してください。
推奨事項
- 赤ん坊の体重増加は、最も低い体重を基準に評価します。体重測定は裸の状態で行い、退院後3〜5日以内に再測定することが望ましいです。
