HCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)について
HCGはヒト絨毛性ゴナドトロピン(human chorionic gonadotropin)の略称で、女性の卵巣で卵子の正常な発育を助け、排卵を促進するホルモンです。
HCGの主な用途
- 女性の不妊治療:排卵を誘発し、妊娠の可能性を高めます。
- 男性の不妊治療:精子数を増加させる効果があります。
- 思春期前の男子:精巣が下降していない場合に使用されます。
投与方法
HCGは医療従事者が行う注射で投与されます。自己注射を行う場合は、注射手順だけでなく、使用後の針や医療廃棄物の適切な処理方法も必ず確認してください。
副作用
以下の症状が現れたらすぐに医師に連絡してください。
- 腕や脚の痛み、熱感、赤み、しびれ、チクチク感(血栓の可能性)
- 意識混濁、激しいめまい、強い頭痛
多胎妊娠のリスク
HCGは排卵を促すため、双子や三つ子など多胎妊娠の確率が上がります。妊娠が確認されたら直ちにHCGの使用を中止し、医師に報告してください。妊娠中のHCG投与は先天性異常の原因となります。
卵巣過剰刺激症候群(OHSS)
以下の症状が出た場合は直ちに医師に相談し、HCGの使用を中止してください。
- 重度の骨盤・腹部痛、腫れ、息切れ
- 急激な体重増加、下痢、嘔吐、悪心
- 排尿量の減少
OHSSは生命に関わる可能性があるため、早期の対応が重要です。
