パップスミア検査で子宮頸部が青く見えるが妊娠検査は陰性――原因と対処法
パップスミア検査で子宮頸部が青く見えることがありますが、妊娠検査が陰性であっても心配は要りません。以下に、青い子宮頸部が見られる主な原因と、必要に応じた対処法をまとめました。
子宮頸部外翻(シビカル・エクトロピオン)
子宮頸部の内側(子宮頸管側)の上皮細胞が外側(外頸部)に広がる状態です。上皮細胞が薄く脆いため、光の当たり方によって青紫色に見えることがあります。
先天的な形態異常
まれに、生まれつき子宮頸部の血管や組織の構造が異なり、青みがかって見えることがあります。通常は無害で治療の必要はありません。
感染・炎症
子宮頸部の炎症や感染症が青や紫に見える原因になることがあります。代表的なものは以下です。
- 子宮頸炎(細菌性・ウイルス性)
- トリコモナス症(トリコモナス・バジナリス感染)
- クラミジア感染症(クラミジア・トラコマティス)
血管うっ血
子宮頸部への血流が増えると、血管が拡張し青く見えることがあります。妊娠中だけでなく、骨盤内炎症性疾患(PID)などでも起こります。
薬剤の影響
一部の経口避妊薬やホルモン剤は、血管拡張作用があり子宮頸部が青く見えることがあります。
最近の外傷や出産・流産後の変化
分娩や流産などで子宮頸部が損傷を受けた場合、内出血や炎症により青い変色が見られることがあります。
青い子宮頸部は必ずしも問題を示すわけではありませんが、異常な出血、疼痛、異常分泌物などの症状がある場合は、速やかに産婦人科を受診してください。必要に応じてコルポスコピーや追加検査を行い、原因を特定し適切な治療を受けることが重要です。
