子どもの嘔吐や下痢の原因と対処法

子どもが嘔吐や水様便を伴う症状が出た場合、ウイルス、細菌、寄生虫などが原因であることが多いです。嘔吐や下痢は脱水症状を招きやすいため、原因を特定し適切な対処をすることが重要です。

ウイルス性胃腸炎

ウイルスが原因で胃腸の粘膜が炎症を起こす状態をウイルス性胃腸炎と言います。嘔吐、下痢、吐き気に加えて、発熱、頭痛、悪寒が見られます。成人は主にカリシウイルスに感染しますが、子どもはアストロウイルス、アデノウイルス、ロタウイルスの3種類が主な原因です。特に5歳未満の子どもではロタウイルスが最も一般的です。多くのウイルスは48時間以内に体内から排除されますが、10日程度かかるものもあります。いずれも感染力が高いです。

食中毒

食中毒は、細菌やその産生する毒素が付着した食べ物を摂取したときに起こります。残り物や冷蔵保存した食品でも細菌は増殖することがあります。生野菜や生肉などの新鮮な食材も、十分に洗浄・加熱しないと食中毒の原因になります。代表的な原因菌はサルモネラ菌や大腸菌(E. coli)です。嘔吐や下痢に加えて、腹痛、吐き気、発熱が見られます。多くの場合は自然に回復しますが、高熱や脱水症状がある場合は医師の診察が必要です。

寄生虫感染

腸内寄生虫に感染すると、嘔吐や下痢、膨満感、体重減少、血便、肛門周囲の痒みなどの症状が出ます。寄生虫は原虫と蠕虫(虫)の2種類に大別され、土壌や汚染された食べ物・水を介して子どもが感染します。疑いがある場合は小児科で便検査を受け、医師の指示に従って治療薬を使用します。

症状が続く場合や脱水が疑われる場合は、速やかに医療機関を受診してください。

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