Byetta(エクセナチド)の起源と概要

起源

Byetta(エクセナチド)は、ヘロデーマ・サスペクタム(Gilaモンスター)唾液中に存在するホルモンから合成されたペプチドです。Gilaモンスターは北米に生息する有毒トカゲで、同種のホルモンを模倣することで血糖降下作用が得られます。

製造元・承認

製薬大手エリ・リリー・アンド・カンパニー(Eli Lilly)が製造し、米国食品医薬品局(FDA)は2005年にByettaの販売を承認しました。

使用方法

2型糖尿病による高血糖の改善を目的に、皮下投与(注射)で使用されます。1日1回、または医師の指示に従い投与します。

作用機序と目的

GLP‑1受容体作動薬として、膵臓のβ細胞からインスリン分泌を促進し、食後血糖の上昇を抑えます。また、肝臓の糖産生を抑制し、胃排出を遅らせることで血糖の上昇速度を緩やかにします。

リスク・副作用

上市直後に腎機能障害や吐き気、嘔吐、下痢といった消化器症状が報告されました。これを受け、エリ・リリーは製剤の改良を行い、2009年にFDAの再承認を得ています。使用時は医師の指導のもと、腎機能や消化器症状の経過観察が必要です。

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