オピオイド離脱の対処法

オピオイドは、処方薬や違法薬物に含まれる天然・合成の麻薬性アルカロイドです。モルヒネ、コデイン、オキシコドン(オキシコンチン)、ジラジオド、メサドン、ヘロインなどが代表的です。離脱症状には嘔吐、下痢、発汗、散大した瞳孔などがあります。ヘロインの離脱は最後の使用から約12時間後に始まり、メサドン使用者は約30時間後に症状が現れます。以下では、身体的・精神的な離脱症状を乗り越えるための具体的な方法をご紹介します。

自宅療法とホリスティックケア

離脱初期は胃腸炎に似た症状が1週間ほど続くことがあります。薬物を急に止めるか、徐々に減量するかをまず決めましょう。処方オピオイドから離脱する場合、もともと痛みを和らげていた薬がなくなるため、痛みが増すことがあります。下記の対策を組み合わせると、症状緩和に役立ちます。

  • 市販の止瀉薬、制吐薬、筋肉痛緩和薬を準備する。
  • ホリスティックな方法として、パッションフラワー、ジンジャー、バレリアンルートを摂取する。
  • イラン・テヘラン大学医学部精神科病院の研究では、パッションフラワー抽出液60滴がオピオイド離脱症状を軽減することが示されています。
  • タイ・タムマット大学医学部産婦人科の研究では、ジンジャーが吐き気・嘔吐の緩和に有効とされています。
  • バレリアンルートは睡眠促進と不快感の緩和に役立ちます。

処方薬による支援

米国保健福祉省が推奨するブプレノルフィンは、オピオイド離脱症状を和らげる薬剤です。部分的なオピオイド受容体作動薬であり、軽度の快感を与えることで離脱の苦痛を減らします。通常は医師の診察室で初回投与し、以降はサブオキシン(錠剤)またはパッチで自宅で服用します。

  • 初期用量は1日8〜16 mgが一般的で、症状に応じて調整します。
  • 身体的・精神的な離脱症状が軽減したら、徐々に減量します。
  • 依存性が高いため、使用中に依存の兆候が出た場合はすぐに医師に相談してください。

急速オピオイドデトックス

急速デトックスプログラムは、全身麻酔下で4〜5時間にわたりオピオイド拮抗薬を投与する方法です。麻酔中は離脱に伴う痛みや不快感を感じないため、短時間で身体的依存を断ち切れるとされています。

しかし、米国国立衛生研究所(NIH)は、脱離時間の短縮効果は限定的であり、医療機関外で実施された場合の死亡例も報告されています。安全性と効果を十分に検討したうえで、必ず専門医の指導のもとで受けるようにしてください。

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