薬剤師の道具の歴史

ハーブ(薬草)

ハーブの使用は古代に遡り、植物が持つ薬効は代々受け継がれてきました。薬局が商業化されると、手吹きガラスの瓶に保存され、色付きの瓶で光から内容物を保護しました。顧客はジギタリス(フォックスグローブ)、アヘンケシ、フェーバー・フュー、皮膚炎に用いるカラミン、熱に効くシンコナ樹皮などを見ることができました。これらの植物由来成分は現在でも医薬品に利用されています。

放血とランセット

放血(瀉血)はエジプトやギリシャの古代文明に起源を持ち、医師は「悪い体液」を取り除くために小さなナイフやランセットで皮膚を刺し、血管を切って血を集めました。ほぼすべての疾患に対して行われましたが、19世紀になると効果が疑問視され、治療に全く寄与しないことが明らかになりました。

医療用器具

薬剤師が使用した器具には、切断用のノコギリ、計量用スケール、そして恐ろしく見える道具が含まれていました。例えば「扁桃切除用ギロチン」は、19世紀後半に一度の切断で扁桃腺を除去するために使われましたが、1900年代初頭には過度の出血や喉の痛みが問題となり使用が廃れました。

歯科用器具

1600年代からは、動物の形を模した歯科鉗子が使用され、歯の抜歯に使われました。麻酔が導入された1800年代半ばになると、痛みは大幅に軽減されました。その後、より操作性が高い「ペリカン」形状の鉗子に置き換えられ、鳥のくちばしのような形状で抜歯時のてこの原理を活かしました。

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