JCAHO(米国医療機関認定機構)の利点
米国医療機関認定機構(The Joint Commission、通称JCAHO)は、世界最大の民間医療認定機関です。JCAHOの認定を受けた15,000以上の医療機関は、患者に対して安全で質の高い医療を提供する恩恵を受けています。
JCAHOとは
The Joint Commissionは、1951年に設立された医療評価機関で、患者に対して安全・有効・質の高い医療提供を支援します。米国の数千の医療機関やプログラムを評価・認定し、統一されたパフォーマンス基準を設定しています。現場調査に合格した施設には、Joint Commission Gold Seal(ゴールドシール)が授与されます。
患者の疼痛管理基準の向上
2001年に公表されたJCAHOの疼痛管理基準は、医療機関に対し、疼痛の評価と管理を必須かつ一貫的に実施することを求めています。患者の疼痛の有無、性質、強度を評価し、その結果を記録・再評価できる体制を整えることで、部門間で統一された疼痛強度測定が実現します。JCAHOは疼痛を「第5のバイタルサイン」と位置付け、血圧・体温・脈拍・呼吸に加えて管理します。
医療機関のゴールドシール取得のメリット
ゴールドシールを取得した医療施設は、業界や保険者、州の規制当局に対し、厳格な認定審査をクリアしたことを示します。これにより競争力が向上し、収益増加が期待できます。認定は3年ごとに実施され、組織の能力だけでなく実際の成果を評価します。2004年以降は、継続的な基準遵守プロセスや行動計画、遵守証拠の確認が重点となっています。
医療施設の物理的環境
JCAHOは医療施設の物理的環境に統一基準を設け、安全で感染管理が徹底された環境での医療提供を保証します。医療機器や有害物質・廃棄物を扱う際の安全確保や、電気・緊急電源・医療ガスシステムが基準通りに機能していることの確認も含まれます。
