腎臓超音波検査とは

超音波は体のさまざまな部位を痛みなく観察できる画像診断法です。音波を送受信するトランスデューサ(カメラ)を皮膚に当て、画像を取得します。腎臓の評価に特化した検査は「腎臓超音波検査(腎エコー)」と呼ばれます。

検査前の準備

  • 特別な前処置は通常不要です。膀胱の観察が必要な場合は、検査の1時間前に約1リットル(32オンス)の水を飲み、膀胱を満たします。絶食は必須ではありませんが、腸内ガスが少ない方が腎臓の映像が見やすくなることがあります。

検査時の準備

  • 患者は上半身の衣服を脱ぎ、ガウンに着替えるか、服のまま検査を受けることも可能です。仰向けで横になる姿勢が基本ですが、腎臓の位置に応じて左右に体を回すことがあります。タオルは衣服の下に敷き、超音波ジェルが衣服に付かないようにします。

超音波ジェル

  • ジェルは無色、淡緑色、または青色で、検査前に温められることが多いです。皮膚に塗布することで、トランスデューサが滑らかに動き、音波が体内へ効率的に伝わります。

検査手順(プロトコル)

  • 各腎臓について、縦断(長軸)画像と横断(短軸)画像をそれぞれ3枚以上撮影します。縦断画像は外側・中間・内側の3部位、横断画像は上部・中部・下部の3部位を撮ります。さらに、ドップラー超音波で血流を評価します。

病変の評価

  • 腎臓超音波は結石、嚢胞、水腎症、感染症などの異常を検出します。結石はサイズにより可視化が難しいことがあります。嚢胞は高齢者に多く見られ、腎盂の液体貯留は水腎症として認識されます。尿管は超音波では評価できません。

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