パルスオキシメトリーの目的と重要なポイント
パルスオキシメトリーは、患者の血液中の酸素飽和度(SpO₂)を非侵襲的に測定する手法です。通常は指先や耳たぶ、乳児の場合は足にセンサーを装着し、赤外線と可視光の波長を通過させて吸光度の変化から酸素量を算出します。
機能
酸素化状態が不安定な患者に使用され、主に集中治療室(ICU)、救急部、クリティカルケア部門で活用されています。
誤解
パルスオキシメトリーは換気や酸素代謝、血液ガス全体を測定するものではなく、血液中の酸素量のみを評価します。
低読取の誤り
以下の要因で実際より低いSpO₂が表示されることがあります。
- 測定部位の血流低下(低灌流)
- センサーの不適切な装着
- 角質が厚い皮膚や爪
- 患者の過度な動き
高読取の誤り
ヘモグロビンが酸素以外と結合している場合(例:一酸化炭素中毒、シアン化物中毒)や、異常なヘモグロビン形態が存在すると、実際より高いSpO₂が示され、低酸素症のサインが見逃される恐れがあります。
追加機能
イエール大学のカーク・シェリー博士は、吸光度変化を血液量の推定に変換するアルゴリズムを開発し、パルスオキシメトリーが出血量の評価にも利用できることを示しました。
