液体酸素タンクの安全な補充手順
在宅酸素療法は、入院が必要なほど重症ではないが、酸素補助が必要な患者にとって便利な選択肢です。喘息、肺気腫、慢性気管支炎、肺がんなど呼吸困難を伴う疾患の方が利用できます。医師が酸素の種類や流量を処方し、在宅酸素供給業者が定期的にタンクを補充します。液体酸素は圧縮酸素と異なり電源を必要としないため、人気が高まっています。
必要なもの
- デワー(液体酸素を保管する主タンク)
- 患者用酸素タンク
手順
- 患者用タンクの配管接続部に空気漏れや液漏れがないか確認します。漏れが確認された場合は、そのタンクを使用せず、別のタンクを用意してください。
- 患者用タンク上部のホースカップリングとホース側のカップリングを清掃し、汚れや水分が残っていないことを確認します。汚れや水分があると液体が漏れ出したり、凍結してホースが外れなくなる恐れがあります。
- 主タンク(デワー)の液体放出口バルブを開きます。
- デワーのホースをカップリングで患者用タンクに接続します。
- 患者用タンクの圧力放出口バルブを開きます。これによりデワーから重力で酸素が供給されます。
- タンク内圧をメーカーの指示値に合わせて確認し、必要に応じて調整します。
- タンクが満タンになると、圧力放出口から液体が噴出します。その時点でデワーの主バルブと患者タンクの圧力放出口バルブを閉じ、ホースを取り外します。
- 再度、患者用タンクの圧力・空気・液体漏れがないか点検します。漏れがある場合はタンクを患者に渡さず、適切に処分してください。漏れたタンクは室内酸素濃度を上昇させ、頭痛や血圧上昇、火災の危険性があります。
- 全てのホースを再接続し、医師が処方した酸素流量(リットル/分)に設定して在宅酸素療法を続行します。
