ホスピスの牧師(チャプレン)とは?
ホスピスとは
米国で広く知られるホスピスケアは、余命6か月以内と診断された末期患者とその家族に対し、身体的支援や心の安らぎを提供するサービスです。ホスピスチームは通常、看護師、介護スタッフ、ソーシャルワーカー、そしてチャプレン(牧師)で構成されます。
ホスピスチームにおける役割
チャプレンは、精神性と心理学を組み合わせて、患者と家族の霊的ケアを担う専門家です。宗派や文化に関係なく、偏見なく寄り添い、チームメンバー向けに霊的ニーズへの配慮に関する研修も行います。
主な業務
チャプレンの時間の大半は、患者と静かに向き合い、話を聴くことに費やされます。最も重要な役割は霊的カウンセリングと支援です。要望があれば、本人の信仰に基づく礼拝を執り行いますが、布教は行いません。政府資金を受けるホスピスは無宗派であることが求められます。患者や家族の希望に応じて訪問頻度は調整され、通常は少なくとも週に一度は訪れます。患者が教会に所属している場合は、牧師や教会関係者と連絡を取り合い、祈りや相談に応じます。ホスピストレーニングを受けたボランティアが補助することもあります。患者が亡くなった後は、葬儀の手配や喪失感のサポートも提供します。
教育・資格
多くのチャプレンは、全宗派・全文化を対象とした臨床牧師教育協会(Association for Clinical Pastoral Education)で研修を受けます。授業は教室学習と実務経験を組み合わせ、専門資格はProfessional Chaplains Associationや各信仰団体が認定するものがあります。資格保持により、全国基準と倫理コードに則った活動が保証されます。多くは聖職者として叙階されています。
喪失カウンセリング
患者が逝去した後も、チャプレンは家族の悲嘆に寄り添い、グリーフカウンセラーとして支援します。一部は病院でも同様の役割を担っています。
