末期肺・肝臓がんの在宅ホスピスケアについて知りたい
ホスピスケアとは
ホスピスケアは、末期疾患の方に対し、苦痛の緩和と生活の質(QOL)向上を目的とした医療・介護サービスです。自宅で受けられることが多いですが、病院や介護施設でも提供されます。
末期肺・肝臓がんに対する在宅ホスピスケアで提供される主なサービス
- 疼痛管理
- 症状管理
- 情緒的支援
- 精神的支援
- 喪失(グリーフ)カウンセリング
- レスパイトケア(介護者の一時休養)
疼痛管理
末期肺・肝臓がんでは激しい痛みが頻繁に現れます。ホスピスケアの専門家は、以下の方法で疼痛を緩和します。
- 薬物療法
- 理学療法・作業療法
- 鍼灸
- マッサージ
- 瞑想・リラクゼーション法
症状管理
疼痛以外にも、呼吸困難、倦怠感、吐き気、食欲不振、体重減少、皮膚や口腔の変化、下痢・便秘、失禁など多様な症状が現れます。これらは次のように対処します。
- 薬剤投与
- 酸素療法
- 理学・作業・言語療法
- 栄養サポート・スキンケア・口腔ケア
- 緩和的放射線療法・緩和的化学療法
情緒的支援
患者と家族が抱える不安やストレスに対し、以下の支援を行います。
- 個別カウンセリング
- サポートグループ
- 喪失カウンセリング
- レスパイトケアの調整
精神的支援
宗教・スピリチュアルな面でのサポートも重要です。具体例は次の通りです。
- 信仰や価値観についての対話
- 祈りや聖典の朗読
- 人生の意味や目的の再確認を支援
喪失(グリーフ)カウンセリング
死別に伴う悲しみは自然な反応です。専門スタッフが以下を通じて支援します。
- 個別・家族カウンセリング
- サポートグループ参加
- 喪失に関する教育・情報提供
レスパイトケア(介護者の一時休養)
介護者が疲弊しないよう、短期間の代替ケアを提供します。実施場所は自宅、病院、介護施設、ホスピスセンターなど多様です。
ホスピスケアを受けるには
末期肺・肝臓がんと診断されたら、主治医にホスピスケアの利用について相談してください。専門チームが患者さんとご家族の希望に合わせたケアプランを作成し、安心して最期の時間を過ごせるよう支援します。
