ホスピスケア中でもインスリン投与は継続できますか?
ホスピスケアでは、患者さんの苦痛を和らげ、生活の質(QOL)を最大限に保つことが最優先です。そのため、治療の目的は「治癒」ではなく「快適さ」ですが、糖尿病などの基礎疾患に必要な薬剤は中止されません。
ホスピスでもインスリンは必要
糖尿病患者がホスピスに入所した場合、血糖コントロールのためにインスリン投与は継続されます。インスリンがなければ血糖が不安定になり、意識障害や痛みなどの症状が悪化する恐れがあります。
インスリン投与の調整方法
ホスピスチームは、主治医や糖尿病専門医と連携し、患者さんの現在の状態に合わせて投与量や投与頻度を決定します。必要に応じて、血糖値の測定頻度を増やしたり、低血糖リスクを最小限に抑えるための調整を行います。
ホスピスチームの役割
ホスピスチームは、以下の点を総合的にサポートします。
- インスリンやその他の必要薬剤の管理
- 痛みや不快感の緩和
- 精神的・スピリチュアルな支援
- ご家族への情報提供とサポート
ホスピスケアの全体像
ホスピスケアは「全人的」なアプローチです。医学的介入は患者さんの快適さと尊厳を守るために必要な範囲で行われ、不要な過剰治療は避けられます。インスリン投与もその一環として、患者さんができるだけ穏やかに最期を迎えられるよう管理されます。
