看護における意思決定スタイル
看護部門のマネージャーは管理スタイルだけでなく、意思決定スタイルも持ち、部門の運営に影響します。1973年、Vroom と Yetton は、マネージャーが部下を意思決定にどの程度参加させるかを示す連続体を提案しました。看護部門は日々多くの意思決定が必要なため、適切な意思決定スタイルが重要です。
権威的(Authoritative)
権威的な意思決定者は、他者の意見を求めずに自ら決定し、スタッフに一方的に伝えます。このスタイルは部下の参加意識を低下させ、士気に悪影響を及ぼす可能性があります。連続体の最終段階で、マネージャーが全てを単独で決めます。
協議的(Consultative)
協議的(集合的・参加的)スタイルでは、マネージャーはスタッフから意見を求めますが、最終的な決定権はマネージャーに残ります。意見の取り入れ方や重み付けはマネージャー次第で、スタッフは完全な発言権を感じないことがあります。
促進的(Facilitative)
促進的スタイルでは、マネージャーとチームが共同で合意形成を行い、最終決定は全員の合意に基づきます。どちらかが主導するのではなく、全員の意見が平等に扱われ、共同で結論を導きます。
委任的(Delegative)
委任的スタイルでは、マネージャーは意思決定の権限を完全にチームや委員会に委ね、投票などで最終決定が行われます。民主的な方法ですが、リーダーとしての指導力が発揮しにくくなるデメリットがあります。
