NMR(核磁気共鳴)装置に使用される磁石の種類
NMR(核磁気共鳴)イメージング、医学分野ではMRIとして知られるこの技術は、超伝導磁石が生成する強力な電磁界を利用して画像を取得します。用途や予算に応じて、主に以下の3種類の磁石が選択されます。
超高周波(UHF)超伝導磁石
高出力が必要なMRIでは、300 MHzから3 GHzの周波数帯で動作する超伝導UHF磁石が使用されます。これらは極めて強い電磁界を生成し、最高品質の画像を提供しますが、周囲の電子機器への干渉を防ぐために厚いシールドが必須です。
抵抗磁石(レジスタティブ)
低磁場のNMR装置では、銅やアルミニウムなどの導体で作られた抵抗電磁石が採用されます。超伝導磁石に比べて導入コストが低く、メンテナンスも容易ですが、出力が限定的で画像の解像度は劣ります。
永久磁石
電流を流さずに自然な磁性で電磁界を生み出す永久磁石も利用されています。出力は最も低く、装置は大型で重量がありますが、電力消費が不要という利点があります。
