病院での滑り・転倒事故を防ぐための対策
はじめに
メリーランド大学医療センターの調査によると、滑り・転倒による救急受診は年間200万件以上に上ります。年齢は大きな要因ですが、事故が起きた時間や場所などすべての要素を考慮すればリスクを減らすことができます。
安全対策チェックリスト
- 安全手順を目に見える場所に掲示する
スタッフや患者がすぐに見える場所に安全手順や予防のポイントを掲示します。文章はできるだけ簡潔に、読みやすさは小学校3年生レベルが目安です。 - 全部署で安全巡回を実施する
床のゴミや異物、危険な状態がないかを数分で確認します。巡回を徹底すれば、救急搬送につながる事故を未然に防げます。 - 清掃ステーションを各部署に設置する
飲料のこぼれや給水所の漏水などに備え、タオル、手袋、ゴミ袋、安全コーン、ほうきとちり取り、洗剤などを備えた清掃ステーションを設置します。広範囲にこぼれた場合はコーンで囲むなどして注意喚起します。 - 入口や湿りやすい場所に滑り止めラグを敷く
ラグの端がつまずきの原因にならないよう、しっかり固定します。必要に応じて目立つテープで留めると安全です。 - 部門別のデイリーチェックリストを活用する
各シフト開始前に部門長がチェックリストを記入し、清掃ステーションの補充や新たな危険箇所の有無を確認します。24時間体制の病院では、1日1回だけでは不十分です。
