脱水状態のラボ検査結果の読み方
脱水の診断とラボ検査の重要性
脱水は診断が難しい症候群で、軽度でも早期に見逃すと患者の状態が急激に悪化します。利尿薬などの薬剤は体内の水分と電解質バランスを乱し、危険な状態を招くことがあります。血清ナトリウム、カリウム、血中尿素窒素(BUN)やクレアチニンは、脱水の有無やその種類を示す重要な指標です。これらの数値は、身体的症状が現れる前に脱水のサインを教えてくれます。
ラボ結果の読み方(手順)
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ナトリウム(Na)を確認
検査値が基準範囲を上回っている場合は、血漿浸透圧が高く細胞から水分が引き出される「高張性脱水」の可能性があります。逆に基準範囲を下回っている場合は、利尿薬や水分過剰摂取により血漿浸透圧が低下し「低張性脱水」になることが考えられます。
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カリウム(K)を確認
カリウムが基準範囲未満であれば、利尿薬などによる電解質の急速な喪失が原因の低張性脱水が疑われます。このタイプは血管内の水分が細胞内へ移動しやすくなります。
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BUN とクレアチニンを比較
重度の脱水では、血清BUN がクレアチニンより顕著に上昇します。BUN/クレアチニン比が高いほど、体液が減少して腎臓への血流が低下していることを示唆します。
