ラワルピンディ・ホーリーファミリー病院の歴史
概要
ラワルピンディ・ホーリーファミリー病院は、パキスタン・ラワルピンディにあるカトリック系のミッション病院です。1800年にフランスで創設された「聖心イエス会」のシスターズが1885年に設立しました。パキスタンで最も古く、規模の大きい私立病院の一つで、地域住民に幅広い医療サービスを提供しています。
創設と初期の発展
1885年に小さな診療所としてスタートし、1900年代初頭には産科病棟、外科病棟、小児病棟を設置しました。1920年に看護学校を開設し、1930年には医学部も併設しました。
分離期と戦時の貢献
1947年のインド・パキスタン分離(独立)時、難民が急増する中、同病院は大量の医療支援を行いました。また、1948年、1965年、1971年のインド・パキスタン戦争ではパキスタン軍への医療提供も行い、重要な役割を果たしました。
近代化と拡張
1980年代に大規模な改装・増築を実施し、新たな病棟、手術室、診断施設を整備、医療機器も最新化しました。1990年代には外来診療所と救急部門を新設し、サービス体制を強化しました。
現在の規模と診療科目
現在、600床以上を有し、1,000人以上の医師・看護師・医療スタッフが勤務しています。心臓病学、神経学、腫瘍学、小児科など多彩な専門科を提供し、地域の医療ニーズに応えています。
非営利活動と支援
同病院は非営利組織であり、寄付金で運営されています。経済的に治療費を支払えない患者には無料または補助的な医療を提供しています。
地域医療への影響
ラワルピンディ・ホーリーファミリー病院は、同市と周辺地域の医療インフラの要として機能しています。その歴史は、聖心イエス会シスターズが130年以上にわたりパキスタンの人々に献身的に医療を提供してきた証です。
