大腿上部切除型義足の種類と特徴
大腿上部切除型義足(トランスフェモラルプロテーゼ)は、膝上までの残肢がある方に装着する義足です。使用目的や生活様式に合わせて、さまざまなタイプが選択できます。
エクソスケレトン型義足
硬質の外装シェル(複合材料ラミネート)で構成され、装着後は調整できません。そのため耐久性が高く、農業や建設などのハードな作業に従事する方に適しています。
エンドスケレトン型義足(モジュラー型)
柔らかいスキンと金属骨格フレームから成り、スキンは取り外し可能です。医師が内部構造を調整できるため、個別のフィッティングが可能ですが、扱いが繊細で丁寧なケアが必要です。
シレジアン・バンドエージ型義足
バンド(包帯)で残肢に固定するサスペンション方式です。主に一時的な装着やリハビリ期間中に使用されます。
TES(トータル・エラスティック・サスペンション)型義足
シレジアン・バンドエージと似ていますが、バンドの代わりに伸縮性のある素材とベルクロで固定します。快適性が高く、簡単に着脱できる点が特徴です。
骨盤ベルト型義足
骨盤ベルトで体全体を支える方式です。バランスが悪い方や、残肢が短い方に安定したサポートを提供します。
吸引型義足
吸引力で残肢に密着させる最も一般的なタイプです。残肢が比較的長く、瘢痕が少ない方に適し、サイズが変わらないことが前提です。優れたバランス感覚が必要です。
