医療機関での栄養リスク患者のスクリーニング方法

スクリーニングツール

栄養不良スクリーニングツール(MST)

ベッドサイドで入院時に実施できる簡易ツールです。体重減少、食事摂取量、栄養不良の兆候を評価し、スコア化します。スコアが高いほど栄養リスクが高いと判断されます。

Nutrition Risk Screening 2002(NRS‑2002)

欧州で広く使用されるツールで、一般項目と特定項目の二つに分かれます。

一般項目:BMI、現在の体重、通常体重

特定項目:疾患、ストレス状態、摂食能力低下

設定された閾値以上のスコアは栄養リスクとみなされ、栄養管理が必要です。

Patient‑Generated Subjective Global Assessment(PG‑SGA)

患者自身の質問と医療従事者の観察を組み合わせた評価です。

患者への質問:食事摂取量、体重減少、機能障害

観察項目:筋肉量、皮下脂肪の有無、浮腫の有無

Mini Nutritional Assessment(MNA)

主に高齢者に用いられるツールです。

パートA:身体測定、全体評価、食事に関する質問

パートB:生活習慣と服薬状況の評価

スコアは12〜30点で、17点未満は栄養リスクと判定されます。

Subjective Global Assessment(SGA)

医療専門家が実施する詳細評価で、病歴、身体診察、食事情報、検査結果を総合的に判断します。

追加スクリーニング方法

  • 血液検査:血清アルブミン、プレアルブミン、総リンパ球数などで栄養状態を評価
  • 身体測定:体重、身長、上腕・下腿筋囲、BMIなど
  • 食事摂取評価:管理栄養士が食事記録や面接により摂取状況を把握
  • 身体診察:筋肉減少、皮膚変化、組織の完整性をチェック
  • 機能評価:食事摂取能力や日常生活での栄養関連活動を評価

これらのツールと評価方法を組み合わせることで、医療施設は栄養不足リスクのある患者を早期に特定し、適切な介入と栄養管理を実施できます。

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