看護診断の立て方:実践的ステップガイド

現代の医療現場で、看護師は患者の看護ニーズに対して独立した実践者です。医師が医学的診断を行う一方、看護師は観察・ケア・看護介入の必要性を診断します。看護診断を行う際の主なリソースは、①北米看護診断協会(NANDA)の標準診断リスト、②看護臨床パスです。以下に、看護診断を行う具体的手順を示します。

手順

  1. 患者のカルテや医師が残した診断・指示、他の臨床スタッフのノート、検査結果を確認します。血液値、心電図、既往歴など、重要な情報に特に注意してください。

  2. ABC(Airway・Breathing・Circulation)評価から始めます。気道に問題がある場合は、NANDAの該当診断(例:"気道クリアランス、無効")を選び、観察項目や介入を計画します。呼吸・循環についても同様に診断を設定します。

  3. 臨床パスを活用し、他の論理的な問題を検討します。たとえば、耳や目から出血している患者は神経学的問題を疑い、"急性混乱"や"思考過程、変化"といった診断を立てます。

  4. 患者の心理社会的状態を評価します。単なる骨折でも、感情や認知機能への配慮が必要です。子どもの場合、異常なヒステリックや引きこもり行動が見られたら、児童虐待の臨床パスに従い、NANDAラベルで記録します。

  5. 適切な場合は「リスク」診断を追加します。出産後のストレスや泌尿器・婦人科系の既往がある患者には、"子宮脱出リスク"などのNANDA診断を設定します。

  6. 診断結果を基にケアプランを作成します。リスク診断は予防的介入や観察項目を特定し、一次診断は即時対応や医師への連絡を促します。看護師の使命は、患者を守り、擁護することです。

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