血液中の赤血球容積(ヘマトクリット)測定方法
Packed cell volume(ヘマトクリット)は、血液中の赤血球が占める体積の割合を示す指標です。血液サンプルを遠心分離し、赤血球層の体積を測定し、元の血液全体に対する%で表します。貧血、出血、脱水、白血病などの状態のモニタリングに利用され、男性は約40〜50%、女性も同様の範囲です。通常、全血球計算(CBC)の一部として実施され、資格を有する検査技師が行います。
必要なもの
- 吸収紙または拭き取り用紙
- 手袋
- 静脈血または毛細血管血サンプル
- 抗凝固処理された毛細血管チューブ
- シーリング用粘土ブロック
- 遠心機
- 測定装置
手順
1. 準備
- 作業台に吸収紙を敷き、必要に応じて端を固定する。
- 毛細血管チューブと拭き取り用紙を整理し、血液サンプル用ラックを作業台に置く。
- 手袋を着用する。
2. チューブへの充填
- 血液サンプルチューブの蓋を開ける。
- 毛細血管チューブの先端を血液サンプルの上部に差し込み、毛細管現象で約3/4まで満たす。
- 乾いた端を90度の角度でシーリング用粘土に差し込む。
3. 遠心分離
- 粘土から毛細血管チューブを取り外す。
- チューブのシール端を外側にして遠心機にセットし、カバーをしっかり閉める。
- 10,000〜15,000 rpmで5分間遠心する。
- 遠心後、チューブを取り出し測定装置へ持っていく。
4. 結果の判定
- 測定装置にチューブを置き、赤血球層が測定領域に入るように位置合わせする。
- 装置の目盛りやチャートで赤血球層の高さを測定する。
- 得られた数値を最も近い整数の%で報告する。
