実験室でのキシレンとトルエンの安全な廃棄方法
実験室では、キシレンやトルエンが溶媒として広く使用されています。血液検査を行う血液学ラボや組織標本の調製・染色の際に利用されますが、OSHA(米国労働安全衛生局)によれば、これらの化学物質に曝露すると腹痛や嘔吐、気管支炎、肺炎などの重篤な健康障害を引き起こす可能性があります。安全に廃棄することで、実験室と環境の両方を保護できます。
必要なもの
- 保護メガネ
- 耐薬品性手袋
- 水
- 砂、土、または燃えない吸収材(シリカゲル等)
- 非塩素系廃棄容器
キシレンの廃棄手順
- 火元を排除する:ホットプレートやバーナーなど、火花が出る機器の電源を切ります。キシレンとその蒸気は強い引火性があるため、換気フードや実験室用ファンを稼働させ、蒸気の濃度を下げます(蒸気自体の廃棄はできません)。
- 保護具を装着:保護メガネと耐薬品性手袋を必ず着用し、蒸気を吸い込まないよう注意します。保護具なしの状態で作業する人は室外へ退避してください。
- こぼれたキシレンを処理:燃えない吸収材(砂やシリカゲル)で覆い、余分な蒸気を抑えるために水を軽く噴霧します。
- 廃棄容器へ移す:非塩素系の専用容器に入れ、直射日光の当たらない屋外または無人の防火保管庫に保管します。
- 専門業者に回収依頼:55ガロン(約208リットル)以上のキシレンが蓄積した場合は、3日以内に化学廃棄物処理業者に回収を依頼してください。
トルエンの廃棄手順
- 火元を排除する:ホットプレートやバーナーの電源を切り、トルエンとその蒸気が引火しやすいことを確認します。
- 保護具を装着:保護メガネと耐薬品性手袋を着用し、液体が皮膚に触れないよう、蒸気の吸入も防ぎます。
- こぼれたトルエンを処理:砂、粘土、土、または市販の有機吸収材で覆い、少量のこぼれは自然蒸発させても構いません。
- 廃棄容器へ移す:非塩素系の容器に入れ、無人の建物内または屋外に保管します。
- 専門業者に回収依頼:トルエンも55ガロン以上になると、3日以内に化学廃棄物処理業者へ回収を依頼する必要があります。
