コンピューテッドラジオグラフィ(CR)とデジタルラジオグラフィ(DR)の比較
コンピューテッドラジオグラフィ(CR)とデジタルラジオグラフィ(DR)は、どちらも従来のフィルム撮影に比べて高品質な画像を短時間で得られる技術ですが、仕組みやメリット・デメリットは異なります。本稿では、2008年に放射線技師であり教授のTracy HerrmannがeRADIMAGINGに掲載した記事を基に、両者の特徴を整理します。
類似点
- CRとDRはどちらもデジタル形式で画像を取得し、保存・加工が可能です。
CRの基本
- CRでは、蛍光体プレートを内蔵したカセットにX線が当たると潜像が形成されます。その後、レーザースキャナでプレートを走査し、画像データに変換して画面に表示します。
DRの基本
- DRは蛍光体カセットを使用せず、直接X線を検出器が電荷に変換し、即座に画像処理装置へ送ります。
DRの利点
- 画像取得までのステップが少なく、処理時間は数秒程度と非常に速いです(CRは60〜90秒)。
- 撮影プロセスが簡略化されるため、スタッフは他業務に割り当てられ、生産性が向上します。
- 画像品質が高く、患者への放射線量が低減できます。
CRの利点
- 既存のX線装置にカセットを追加するだけで導入でき、設備投資が比較的少額です。
- DRに比べて機器がコンパクトで、限られたスペースでも設置しやすいです。
- 導入コストはDRの約半分(約30万ドル)とされ、予算が限られる小規模施設に適しています。
