看護理論の分類とは?

看護理論の分類

看護理論はさまざまな観点から分類されます。以下では代表的な分類方法を紹介します。

1. 大理論(Grand theories)

大理論は範囲が広く抽象的で、看護全体を説明しようとします。例として、ドロシー・オレムの「自己管理不足理論」やフローレンス・ナイチンゲールの「環境理論」などがあります。

2. 中間理論(Middle‑range theories)

中間理論は大理論より具体的で、看護実践の特定の側面に焦点を当てます。イモジーン・キングの「目標達成理論」やジーン・ワトソンの「人間ケア理論」などが代表例です。

抽象度別の分類

高次理論(High‑level theories)

最も抽象的で哲学的基盤に関わる理論です。例として「人間ケア理論」や「超個人的ケア理論」などがあります。

中次理論(Mid‑level theories)

抽象度はやや低く、看護師と患者の関係に焦点を当てます。ロイの適応モデルやニューマンのシステムモデルが該当します。

低次理論(Low‑level theories)

最も具体的で、特定の看護介入や技術に関する理論です。看護プロセスや投薬の5つの正しさなどが含まれます。

目的別の分類

記述的理論(Descriptive theories)

看護実践の現状を記述します。例として「看護最低データセット」や「オマハシステム」などがあります。

予測的理論(Predictive theories)

特定の状況で何が起こるかを予測します。リスクテイク理論や計画行動理論が代表です。

規範的理論(Prescriptive theories)

看護師がどのように実践すべきかを示します。看護プロセスや専門実践基準などが該当します。

分類方法は異なりますが、看護理論は看護実践と研究を導く重要な枠組みであり、看護師、患者、医療環境の相互作用を理解するための基盤となります。

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