黄疸(イクトゥルス)とは?
黄疸とは
黄疸(いくたるす、英: icterus)は、皮膚や眼白が黄色く変色する医学用語です。血中ビリルビン濃度が上昇することが原因で、ビリルビンは赤血球のヘモグロビンが分解される際に生成される黄色の色素です。
主な原因
黄疸は以下のような基礎疾患が原因で起こります。
- 肝疾患:肝炎、肝硬変、アルコール性肝疾患など。肝臓の機能低下によりビリルビンの除去が妨げられます。
- 胆道系疾患:胆石などによる胆管閉塞。胆汁の流れが阻害され、ビリルビンが腸へ排泄されません。
- 膵臓癌:膵臓腫瘍が胆管を圧迫し、同様に黄疸を引き起こします。
- 溶血性貧血:赤血球が過剰に破壊され、ビリルビン産生が増加します。
- 新生児黄疸:出生時の肝機能未熟が原因で、数週間で自然に改善します。
黄疸は重篤な疾患のサインであることもあるため、早期に医師の診察を受けることが重要です。
症状
黄疸に伴う主な症状は以下の通りです。
- 皮膚・眼白の黄変
- 濃い色の尿
- 淡い色の便
- かゆみ
- 倦怠感
- 吐き気・嘔吐
- 腹痛
治療
治療は原因疾患に応じて異なります。軽度の場合は自然に改善することもありますが、薬物療法、手術、生活習慣の改善などが必要になることがあります。
予防
すべての黄疸を防げるわけではありませんが、リスクを減らすための対策はあります。
- 肝炎A・Bワクチンの接種
- 安全な性行為の実践(肝臓を傷つける性感染症の予防)
- 過度な飲酒を控える
- バランスの取れた食事と定期的な運動で適正体重を維持
- 肝臓に有害な薬剤や化学物質への曝露を避ける
