新生児ケアと手術器具の概要
新生児の看護師や医療スタッフは、出生直後の赤ちゃんの健康管理を行います。赤ちゃんの体機能を維持・回復させるために、さまざまな医療機器を使用します。重症や外傷のある新生児に対しては、外科医が最小限の損傷で必要な部位にアクセスできる精密な器具を用いて手術を行います。
鉗子(フォーセップス)
- 皮膚や臓器を手術中に押し開いたり、固定したりするためのピンセット状の器具です。先端に歯状の形状があるものは組織をしっかり掴むのに適し、空洞の先端を持つものは臓器に安全に付着させられます。新生児の分娩や緊急手術でも使用されますが、特に新生児用に改良されたものはありません。
メス(スカルペル)
- 様々なサイズと刃形状があり、肉体組織を最小の損傷で切開します。金属製ハンドルは種類が豊富で、手術の目的に合わせた特殊刃が用意されています。帝王切開や出生直後の緊急手術に使用されますが、赤ちゃん専用に設計されたモデルはありません。
ニードルホルダー(針持ち)
- 縫合針をしっかり掴み、組織を通して縫合する際に使用します。先端を圧迫して針を固定し、必要に応じてロック機構で安定させます。滑り止め加工が施されたハンドルが一般的です。
改良型聴診器
- 新生児の心拍や呼吸音を確認し、異常や肺水分の有無をチェックします。新生児は体が小さく繊細なため、従来のモデルよりもコンパクトで軽量なものが使用されます。
呼吸用マスク
- 酸素マスクは新生児の呼吸補助に頻繁に用いられます。肺容量が小さく呼吸が困難な赤ちゃんや、出生直後の呼吸器感染症、肺炎に罹患した赤ちゃんに酸素を供給します。
保温インキュベーター
- 新生児を適切な体温に保ち、体温低下を防ぎます。低体重や早産児は体温調節が未熟であり、インキュベーターは温度管理だけでなく、感染症の予防にも役立ちます。
