救急車事業者向けメディケアコンプライアンスガイドライン
米国保健福祉省(HHS)監査局(OIG)は、2003 年に救急車供給業者向けのコンプライアンス・プログラム・ガイダンス(CPG)を策定しました。このガイダンスは、メディケア・メディケイド・サービスセンター(CMS)を監督する立場から、救急車業界における不正請求や詐欺行為を防止することを目的としています。
機能
CPG は、救急車事業者が陥りやすい詐欺・不正の典型的なケースを示し、リスク領域への対処法、予防策、そして不正が発覚した際の是正措置の手順を提供します。
特徴
救急車事業者は任意でコンプライアンス・プログラムを導入できますが、主な構成要素は次のとおりです。
- コンプライアンス方針・手順の策定
- コンプライアンス担当官の任命
- 教育・研修プログラムの実施
- 内部モニタリングおよびレビュー
- オープンなコミュニケーション体制の確保
また、CPG は緊急輸送と非緊急輸送の違いを明確にし、受給者の状態が他の交通手段の利用を不適切とする場合に限り、メディケアが救急車サービスをカバーする旨を説明しています。
注意点
メディケアは救急車事業者全体に共通するリスクを特定し、CPG に盛り込んでいますが、各社が抱える固有のリスクは別途評価が必要です。小規模事業者が抱えるリスクは大手には当てはまらないこともあり、逆も同様です。
