緊急治療センターに期待できること

土曜の朝、庭仕事中に腕を負傷した…診療所は閉まっている。救急外来は時間と費用がかかる。そんなとき、近くに緊急治療センターがあれば、待ち時間や高額な費用を避けられます。

概要

緊急治療センターは、かかりつけ医と救急外来の中間に位置する医療施設です。診療所が閉まっている時間帯でも受診でき、予約不要で軽度の緊急症状に対応します。

基準

米国緊急治療協会(UCA)は、認証を受けるための基準を定めています。カテゴリ1は常時医師が常駐し、カテゴリ2は看護師・医師が常駐することが求められます。いずれの場合も医師が医療部長として全体の品質を管理します。

認証を受けるための条件は、年齢を問わず受診できること、診察室が最低2室、待合室とトイレがあること、週7日、1日最低4時間、年間3,000時間以上営業すること(近隣施設と連携すれば例外あり)です。

施設内にはX線・採血設備、AED、薬剤カート、酸素供給装置、緊急通報電話が備えられ、これらを使用できる資格を持つスタッフが常駐し、静脈注射や小手術(嚢胞除去、添え木固定など)を行えます。

メリット

診療時間外に体調を崩したり怪我をした場合、診療所の再開を待つか、救急外来で長時間待つかの選択を迫られます。緊急治療センターなら、予約なしで来院後30分以内に診察が受けられます。

多くのセンターは保険適用で、救急外来に比べて費用が大幅に安く、患者一人ひとりに手厚いケアが受けられます。

期待できる効果

救急外来から生命に関わらない症例を減らすことで、緊急治療が必要な患者の待ち時間が短縮され、医師は限られた患者に集中でき、医療の質向上が期待されます。

注意点

胸の痛みや圧迫感、呼吸困難、激しい嘔吐・下痢、急なめまい、止まらない出血などは緊急治療センターの対象外です。これらは生命に関わる可能性があるため、直ちに救急外来へ搬送してください。

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