ハルドール(ハロペリドール)薬の副作用と注意点

主な副作用

ハロペリドール(ハルドール)を使用すると、頭痛、めまい、回転感、眠気、不眠、落ち着きのなさ、不安感、皮膚発疹、乳房肥大、口渇、視界のぼやけ、排尿量の減少などが報告されています。女性では、服用中に月経不順が起こることがあります。

遅発性ジスキネジア

長期間使用した一部の患者で、遅発性ジスキネジアが発症することがあります。この症状は、顔面筋の不随意な痙攣や舌をリズミカルに出し入れする動きなどが特徴で、薬の使用を中止しても残ることがあります。

重大なリスク

稀に、神経遮断薬悪性症候群(NMS)と呼ばれる命に関わる状態が起こり、心律不整、血圧変動、筋肉組織の崩壊(横紋筋融解)を引き起こします。また、突然死のリスクも報告されています。

使用上の警告

65歳以上の認知症患者への使用は禁忌です。高齢者では心血管系合併症や肺炎などの感染症を引き起こしやすく、死亡に至るケースが多く報告されています。

薬物相互作用

リチウムとの併用は、脳症(エンセファロパチー)を誘発し、不可逆的な脳障害をもたらす恐れがあります。そのため、臨床現場では同時投与は極力避けられます。

投与時の留意点

胎児への影響は不明なため、妊娠中の使用はできるだけ避けます。また、低血圧、躁病、てんかん、パーキンソン病、カリウム欠乏、甲状腺疾患の既往がある患者には、副作用リスクが高まるため慎重に判断されます。

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