メディアにおける暴力描写は社会に影響を与えているか?
統計
- 米国保健サービス長官によると、子どもは平均1日4時間テレビや映画、ビデオゲームに費やす。
- 米国小児精神医学会の報告では、18歳になるまでに子どもはテレビで1万6千件の殺人と20万件の暴力行為を目にするとされる。
- Probe Ministriesの調査では、子どもの過半数が暴力犯罪の被害者になることを恐れている。1960年から2002年にかけて暴力犯罪は560%増加し、10代の16%が銃撃を目撃したか、銃撃された人を知っている。
影響
- ヘンリー・J・カイザー家族基金の調査では、暴力的なアニメを視聴した子どもは、視聴しなかった子どもに比べて他者を叩いたり、侮辱したり、押したり、蹴ったりする確率が7倍高いことが分かった。
- 同基金の20年にわたる追跡研究では、8歳時に暴力番組を好んで見ていた男子は、ティーンエイジャーや成人期において暴行、配偶者や子どもへの虐待、殺人で逮捕されるリスクが高まることが示された。
専門家の見解
- 米国保健サービス長官は、一部の研究は現実の状況を正確に反映していないと指摘している。たとえば、日常的に非暴力的なメディアも視聴しているが、実験では被験者に暴力的なメディアだけを見せることがある。このような設計は、暴力メディアの影響を過大評価する結果になる。
- また、親の指導やポジティブな社会的要因が、メディア暴力の否定的な影響を相殺できるという研究も増えている。
