ロッカールームの黄色ブドウ球菌(MRSA)対策ガイド
はじめに
黄色ブドウ球菌(Staphylococcus)は、傷口に侵入すると重篤な感染症を引き起こし、抗生物質での治療が必要になることがあります。特にメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)は、抗菌薬に耐性を持ち、米国疾病予防管理センター(CDC)でも深刻な健康リスクと位置付けられています。MRSAは皮膚と皮膚の接触や、汚染された物品・表面を介して広がります。ロッカールームは多くの人が利用し、切り傷や擦り傷ができやすいため、感染リスクが高まります。
必要なもの
- 消毒スプレー
- 消毒用ワイプ
- 漂白剤(塩素系)
- オゾン発生装置
手順
EPA(米国環境保護庁)が認定した、MRSAに有効な消毒剤を使用します。非消毒製品では菌を除去できません。
ロッカールーム内のロッカー、ベンチ、床、プラスチック製や硬質の非多孔質素材にスプレーで消毒します。布製のハンパーは避け、プラスチック製ハンパーを使用し、使用後は必ず消毒します。
固形石鹸は廃棄し、石鹸ホルダーは消毒剤で徹底的に洗浄します。可能であれば液体ボディウォッシュを使用し、抗菌性のある個人用清掃用品を選びましょう。
衣類やタオルは毎日漂白剤入り洗剤で洗濯します。汚れたまま放置された衣類や濡れたタオルは菌の温床となります。
カーペットや家具の布張り、窓のブラインドは、除菌用の特別な洗浄剤でスチームクリーニングします。全ての表面を何らかの消毒剤で拭き取ります。
オゾン発生装置を設置し、EPAの指示に従って低濃度のオゾンを維持します。オゾンは一定時間菌の増殖を抑制する効果があります。
上記の対策で改善しない場合は、バイオハザード除染を専門とする業者に依頼し、ロッカールーム全体を徹底的に消毒してもらいます。
