正しいCPR手順:CABアプローチと胸部圧迫の重要性

概要

米国心臓協会(AHA)は、胸部圧迫の重要性を強調するためにCPR手順を改訂しました。従来の「ABC」から「CAB」へと順序が変更され、循環(Circulation)、気道(Airway)、呼吸(Breathing)の順に行います。CPRの訓練がない、または訓練が古い人は、医療従事者が到着するまで1分間に100回のペースで胸部圧迫のみを行うことが推奨されています。最新の認定コースを受講した人のみが、完全なCAB手順を実施すべきです。

CPR手順

  1. 意識の確認と救急要請:肩を軽く叩きながら「大丈夫ですか?」と声をかけます。反応がない場合は、すぐに911に電話し、可能なら他の人に要請します。窒息が疑われる場合は、1分間胸部圧迫を行ってから電話してください。AEDが使用可能で訓練を受けている場合は、指示に従ってショックを与えます。

  2. 体位と胸部圧迫:被救助者を硬い平面に仰向けに寝かせます。膝をつき、胸の中央(乳頭の間)に片手のかかとを置き、もう一方の手で覆います。肘は伸ばし、肩は手の上に位置させ、体重を使って最低2インチ(約5cm)深く、直線的に圧迫します。圧迫の速度は1分間に100回です。

  3. 気道確保と呼吸の確認:30回の胸部圧迫を行った後、訓練を受けている場合は頭部後屈・顎先上げで気道を開きます。5〜10秒間、正常な呼吸音と胸の上下動を確認します。喘ぎは正常呼吸ではありません。

  4. 人工呼吸(必要な場合):気道が確保できたら、鼻をつまんで口を合わせ、1秒間で1回の呼吸を行います。胸が上がらない場合は再度呼吸を行い、すぐに胸部圧迫に戻ります。1サイクルは30回の圧迫と2回の人工呼吸です。

  5. サイクルの継続とAED使用:このサイクルを5回繰り返し、まだ反応がなければAEDがあれば使用し、指示に従ってショックを与えます。AEDがない場合は、救急隊が到着するまで圧迫と呼吸を続けます。

まとめ

最新のCABガイドラインに従い、胸部圧迫を中心に迅速に対応することで、心停止の救命率を高めることができます。訓練を受けた上で、正しい手順を身につけておくことが重要です。

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