人口のエコフットプリントを算出する手順
概要
多くの関心者は自分のエコフットプリントを計算し、生活様式を環境に優しくする方法を探ります。地球デイネットワークによれば、エコフットプリントは個人だけでなく、製品の製造などの活動や、国家といった集団にも適用できます。1990年代初頭にウィリアム・リーズとマティス・ワッカーナゲルが開発した手法は、最も広く用いられる方法で、土地と海のバイオキャパシティ(生産可能面積)に対して、人間の資源消費と廃棄物排出を測定し、年間トン数で表します。この手法は人口全体のエコフットプリント評価に頻繁に使用されています。
手順
ステップ1:対象とする人口を決定する
建物や街区、都市、農村地区、州・県、国家、地域・大陸、あるいは人類全体など、評価したい対象を選びます。既にフットプリントが算出されている場合でも、手法の妥当性確認や時間的変化の測定、新たな定義や計算方法の適用など、再計算が必要になることがあります。
ステップ2:最新のリーズ・ワッカーナゲル手法を学ぶ
この手法は対象人口の年間資源消費量と廃棄量をトンで算出し、複雑な換算式で必要なグローバルヘクタール(陸海合計)を求めます。結果はエコフットプリントで、全人類が同様の消費・廃棄を行った場合に必要な地球の数としても表せます。手法が目的に合わない場合は、文献を調査して代替手法を検討するか、独自の方法を開発してください。
ステップ3:必要データを収集する
人間の需要指標とバイオキャパシティ指標に必要なデータを集めます。多くは既存のデータセット(例:国連食糧農業機関、国際エネルギー機関)から取得可能です。サブナショナルな人口の場合は、これらデータセットから対象部分を抽出し、国際的な人口では統合します。データが不足している場合は自ら調査・収集してください。
ステップ4:フットプリントを計算する
選択した手法に従い、人間需要指標とバイオキャパシティ指標を比較し、対象人口のエコフットプリントを算出します。
ステップ5:結果を共有しフィードバックを得る
学術コミュニティや対象人口のステークホルダーへ成果を発表し、査読や公開ディスカッションを通じて意見を集め、実践的なアクションへつなげます。
