米国環境保護庁(EPA)によると、米国の消費者は毎年約30億個の電池を購入しています。リサイクルされずに埋立地へ捨てられた電池は、鉛やカドミウム、ニッケル、マーキュリーといった有害金属を環境中に漏らす危険があります。

電池がもたらす危険性

  • 電池に含まれる重金属は、人体や生態系に深刻な影響を与える可能性があります。
  • 燃焼させると有毒な煙が発生し、大気汚染の原因となります。

自動車用バッテリーのリサイクル状況

EPAのデータでは、約90%の自動車用バッテリーがリサイクルされています。リサイクル工程では、バッテリーを細かく砕き、プラスチック部品と金属部品に分別します。主に鉛が精錬され再利用され、プラスチックもリサイクル素材として活用されます。自動車用バッテリーは、全体の60~80%が再生材料で構成されています。

家庭用・小型電池の回収

リモコンやカメラ、時計、補聴器などに使われる一次電池や充電式電池もリサイクル可能です。特に銀やリチウムを含む電池は、金属資源としての価値が高く、再利用需要が増えています。

Rechargeable Battery Recycling Corp.(リチャージャブル・バッテリー・リサイクル・コープ)

充電式電池のリサイクルで環境保護を推進

非営利団体のRechargeable Battery Recycling Corp.は、北米唯一の無料リサイクルプログラム「Call2Recycle」を運営しています。個人・企業が使用済みの携帯電話バッテリーや充電式電池を安全に回収・再資源化できる仕組みを提供しています。

水銀含有充電式電池管理法(Mercury-Containing Rechargeable Battery Management Act)

1996年に制定されたこの連邦法は、ニッケル・カドミウム(NiCd)電池の回収を促進し、各州が迅速にリサイクル体制を構築できるよう支援しています。また、産業界が自主的に回収プログラムを設置することを奨励し、環境負荷の低減を図っています。