アルカリホスファターゼの高値について
リン酸(Phosphoric acid)
リン酸は三塩基酸であり、酸性とアルカリ性の性質を併せ持つため、一見矛盾したように思えますが、体内の恒常性(ホメオスタシス)に重要な役割を果たします。金属の錆止めや、清涼飲料水の酸味付けにも利用されています。
リン酸塩とホスファターゼ
リン酸塩はリン酸の塩で、ホスファターゼはリン酸塩を加水分解・合成する酵素です。ホスファターゼはリン酸を他の化合物へ転移させる働きも持ちます。
アルカリホスファターゼ
アルカリホスファターゼはアルカリ性環境で最も活性を示す酵素で、血清中の正常範囲は20〜140 IU/Lです。この酵素は大腸菌(E. coli)などの細菌感染を抑制する役割があり、アルカリ性の環境では病原体の増殖が抑えられます。
高値の原因と意味
アルカリホスファターゼは生理的に高くなることがありますが、正確な理由は不明です。血液検査で高値が見られるケースとしては、妊娠中の女性や胎児、感染症やがんなどの疾患を抱えている人が挙げられます。
白血球アルカリホスファターゼ
白血球に含まれるアルカリホスファターゼは、体が病気と闘う際に増加する酵素です。
