アライグマにおける狂犬病とジステンパーの違い
ジステンパーと狂犬病は、アライグマが感染する可能性のあるウイルス性疾患です。病状が似ているため、見分けがつきにくいことがあります。異常なアライグマを見かけたら、すぐに管轄の自然資源局へ連絡してください。
感染経路
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狂犬病:感染動物の唾液が傷口に入ることで感染します。主に噛み傷が原因です。
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ジステンパー:空気感染型ウイルスで、感染動物の唾液や鼻・咳の飛沫を介して広がります。噛み傷でも感染しますが、咳やくしゃみが主な経路です。
ジステンパーの症状
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イリノイ大学獣医学部によると、アライグマのジステンパーには主に2タイプがあります。
- 鼻水・結膜炎・上部呼吸器感染などの呼吸器症状。
- 「鈍感型」と呼ばれるタイプでは、アライグマが足元をふらつかせ、人に対して恐怖心がなく、フレンドリーに見えることがあります。
狂犬病の症状
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ミズーリ大学の研究によれば、アライグマが保有する狂犬病はスカンクなど他の野生動物が持つタイプよりもヒトやペットにとって危険です。主な症状は以下の通りです。
- 過度の唾液分泌
- 無差別な噛みつき行動
- 異常な鳴き声や発声
- 嚥下困難
- 後肢から始まる麻痺が体全体へ進行
治療法
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ジステンパーも狂犬病も根治薬はありませんが、ジステンパーは症状管理や二次感染の予防により生存率を高めることが可能です。狂犬病は症状が現れた時点で致命的であり、疑いがある動物は安楽死させた上で脳検査が行われます。
ヒトへの感染リスク
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狂犬病はアライグマや他の感染動物からヒトへ直接伝染し、致死率は極めて高いです。予防接種はありませんが、咬傷後は速やかに抗狂犬病ワクチンと免疫グロブリンを投与する治療が可能です。
一方、ジステンパーはヒトにも感染しますが、ウイルスは体内で増殖するだけで病気を引き起こさないと報告されています(Wendy C. Brooks, DVM, DipABVP)。
