体組成測定ツールの選び方と活用法

体組成は健康に直結します。過体重や肥満は、脂肪が過剰で除脂肪体重(筋肉)が不足した不健康な体組成を示します。米国疾病予防管理センター(CDC)の報告によれば、過体重・肥満は2型糖尿病、高血圧、脳卒中、心臓病、各種がんのリスクを高めます。体組成測定ツールを使えば、体脂肪率と除脂肪体重の比率を把握し、自身の健康状態を客観的に評価できます。

スキンキャリパー(皮下脂肪計)

スキンキャリパーは、最も古くから利用されている体組成測定ツールの一つです。低価格で手軽に使用でき、特定部位の皮下脂肪厚を測定して体脂肪率を推定します。測定部位は一般的に三頭筋、二頭筋、肩甲下、腸骨上部、腹部、大腿部、腓腹筋、胸部などが用いられ、測定値は専用の計算式に入力して体密度と体脂肪率を算出します。

測定テープ(テープメジャー)

テープメジャーは、体囲測定により体脂肪率を推定するシンプルなツールです。柔軟な巻尺と測定結果を記録するノートさえあれば、定期的にウエストやヒップ、首、肩、上腕、胸、ふくらはぎなどの周囲を測定し、ウエスト・ヒップ比やウエスト・身長比から腹部脂肪の蓄積度合いを評価できます。

デュアルエネルギーX線吸収測定(DEXA)

DEXA(Dual‑Energy X‑ray Absorptiometry)は、体脂肪・除脂肪体重・骨量を高精度で測定できる装置です。測定は10〜20分間、被験者が動かずに一度のスキャンで完了します。費用は高く、主に研究施設や医療機関で利用されていますが、測定結果は他の測定法に比べて信頼性が高いとされています。

BOD POD(エアディスプレイスメント法)

BOD PODは、卵形の繊維強化プラスチック製チャンバー内で体積を測定し、空気置換法により体脂肪率と除脂肪体重を算出する装置です。水中体重測定(ハイドロスタティックウェイティング)に似た原理ですが、水を使用しないため手軽で安全、放射線も出ません。研究施設、病院、フィットネスセンター、スポーツチームなどで導入されており、迅速かつ正確な測定が可能です。

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