パソコン使用で起こりやすい代表的な疾患

  1. 手根管症候群

    繰り返しのキーボードやマウスの使用は手首の正中神経を圧迫し、しびれ、感覚鈍麻、焼けるような痛み、鋭い痛みを引き起こします。

    予防策:エルゴノミクスキーボード、リストレスト、キーボードトレイ、トラックボールなどで神経への負担を軽減します。短い休憩を取り、手首をストレッチし、中立姿勢を保ちましょう。

    治療法:温湿布・冷湿布、サポーター、NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)を使用し、重症例では圧迫靭帯を切除する手術が行われます。

  2. コンピュータ視覚症候群(目の疲れ)

    長時間画面を見続けると、目の痛み、頭痛、視界のぼやけが起こります。永久的な障害は稀ですが、生産性や健康に影響します。

    OSHAの推奨:周囲の照明は低めにし、グレアを避け、モニターは目から20〜30インチ(約50〜75cm)離すこと。20‑20‑20ルール(20分ごとに20フィート先を見る)と頻繁にまばたきすることで緩和できます。

  3. 腱障害

    繰り返しの負荷で腱が炎症を起こし、テニス肘、手首の嚢胞、関節痛などが生じます。姿勢の悪さや同一姿勢の長時間作業が主な原因です。

    予防策:高さ調節可能な椅子やデスク、正しい姿勢、上半身のストレッチを取り入れましょう。治療はNSAIDs、マッサージ、理学療法が中心です。

  4. 腰・首・肩の痛み

    長時間の座位は、特に腰椎サポートが不十分だと腰痛を引き起こしやすくなります。椅子が低すぎたりモニターが高すぎたりすると、首や肩に緊張が生じ、頭部が後方に傾きます。

    対策:腰椎サポート付きの椅子を使用し、座席高さを調整してモニターを目の高さかそれ以下に設定し、足は床に平らに置きます。